Nica Libre at Dusk…
3rdアルバム Noonday Dream
過去からじっくり振り返っていこうと思っていましたが、Noonday Dreamがあまりに素晴らしいんで、まずそちらから。
Nica Libre at Dusk
ニカリブレって何?と思ったのですが、南米ニカラグアのカクテルなんですね。ラムとコーラなので、キューバリブレと同じ。
3rdアルバムでの変化
私が嬉しかったのは、1stアルバムまでのBenとも、2ndアルバムのBenとも、全く違う素晴らしい変化が3rdアルバムにあったこと。
そして、本当にNoonday Dreamは彼らしい美しい曲が散りばめられていて、1stまでのスタイルとは全く別ではあるけれど、心の底から「おかえり!Ben!」と思えたこと。
↑こちらの記事より引用。
“I decided that, instead of a musician, I would become a poet.”
詩人に!
しかし、これは1stアルバムの時も私は感じたことで、(3rdとは全く違うけれど)たとえばロバート・ブラウニングなどの詩を想起させるような歌詞だったのですね。Everything やPromiseなど。
そう意味では、3rdアルバムの歌詞はまだしっかりと読んでいないのですが、更に抽象的暗喩的であり、難解であると思います。(記事中でもそう評されていますね)
苦難の時を乗り越えて?
2015年から2016年、2ndアルバムI forget where we wereのツアー中の記事はあまり目にする機会がなく(私が気づかなかっただけかもしれませんが)、唯一読んだのはノリッジでのBenの暴言記事。
更には、いくつかのツアー映像を見ていると声が出ていなかったり、真っ黒な上下に真っ白な靴下と、おいおいBenの精神状態は大丈夫なのか?と心配しておりました。(まぁ、真っ白な靴下履いていても問題があるわけではないんですけど、それまでと全く違ったので…)
Keikoの記事にリンクしたインタビュー記事にも酒量について言及されている箇所があり、私は音楽どころか生命の危機もありうると思っていました。
ですから、この3rdアルバムと、フジロックでの初来日は、本当に本当に、奇跡のようで嬉しいです。
更に記事から引用すると、
“I dug a hole... I think to meditate in, I’m not sure,” he says. “It was a big old hole. Massive, most of the garden in fact. I didn’t know what I was doing.”
ということで、そういう時期もあったのでしょうね。
いやぁ〜、今年はマーキュリー賞も獲ってしまうかもしれません。
そのくらい素晴らしいアルバムです。