BHWD424

About Ben Howard

Nica Libre at Dusk…

3rdアルバム Noonday Dream

過去からじっくり振り返っていこうと思っていましたが、Noonday Dreamがあまりに素晴らしいんで、まずそちらから。

Nica Libre at Dusk

ニカリブレって何?と思ったのですが、南米ニカラグアのカクテルなんですね。ラムとコーラなので、キューバリブレと同じ。

 

3rdアルバムでの変化

私が嬉しかったのは、1stアルバムまでのBenとも、2ndアルバムのBenとも、全く違う素晴らしい変化が3rdアルバムにあったこと。

そして、本当にNoonday Dreamは彼らしい美しい曲が散りばめられていて、1stまでのスタイルとは全く別ではあるけれど、心の底から「おかえり!Ben!」と思えたこと。

 

 

↑こちらの記事より引用。

“I decided that, instead of a musician, I would become a poet.”

詩人に!

しかし、これは1stアルバムの時も私は感じたことで、(3rdとは全く違うけれど)たとえばロバート・ブラウニングなどの詩を想起させるような歌詞だったのですね。Everything Promiseなど。

そう意味では、3rdアルバムの歌詞はまだしっかりと読んでいないのですが、更に抽象的暗喩的であり、難解であると思います。(記事中でもそう評されていますね)

 

苦難の時を乗り越えて?

2015年から2016年、2ndアルバムI forget where we wereのツアー中の記事はあまり目にする機会がなく(私が気づかなかっただけかもしれませんが)、唯一読んだのはノリッジでのBenの暴言記事。

更には、いくつかのツアー映像を見ていると声が出ていなかったり、真っ黒な上下に真っ白な靴下と、おいおいBenの精神状態は大丈夫なのか?と心配しておりました。(まぁ、真っ白な靴下履いていても問題があるわけではないんですけど、それまでと全く違ったので…)

 

Keikoの記事にリンクしたインタビュー記事にも酒量について言及されている箇所があり、私は音楽どころか生命の危機もありうると思っていました。

ですから、この3rdアルバムと、フジロックでの初来日は、本当に本当に、奇跡のようで嬉しいです。

 

更に記事から引用すると、

“I dug a hole... I think to meditate in, I’m not sure,” he says. “It was a big old hole. Massive, most of the garden in fact. I didn’t know what I was doing.”

ということで、そういう時期もあったのでしょうね。

 

いやぁ〜、今年はマーキュリー賞も獲ってしまうかもしれません。

そのくらい素晴らしいアルバムです。